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長崎大学坂本キャンパス発見の被爆遺構「旧長崎医科大の門柱と基礎部分」報道陣に公開《長崎》

2024年3月26日 6:45
長崎大学坂本キャンパス発見の被爆遺構「旧長崎医科大の門柱と基礎部分」報道陣に公開《長崎》

長崎大学坂本キャンパスで今年1月、新たに被爆遺構が見つかり、25日に報道陣に公開されました。

(青木雄大アナウンサー)
「こちらが門柱で、その手前にあるのが根元部分。そして土をかぶっているのが土台部分」

長崎大学坂本キャンパスで今年1月に見つかったのは、旧長崎医科大学の旧通用門の門柱と基礎部分です。

長崎大学によりますと、門柱は折れた状態で見つかりました。折れた柱の長さは1メートル75センチ、根元部分は30センチあります。

遺構は、大学敷地内の、のり面の整備工事の過程で見つかりました。今後、専門機関が、被爆の痕跡などの調査を行うということです。

その結果を踏まえ、市と協議しながら説明版を設置するなど、保存のための整備を行うとしています。

旧長崎医科大学の被爆遺構については、爆風で傾いた門柱が長崎原爆遺跡の1つとして、2016年に国の史跡に指定されています。