地元の課題解決へ高校生が成果発表 グローバル人材の育成目指す拠点校から県内外600人参加《長崎》
世界や自分たちの故郷が、よりよくなっていくためにどんなことが必要なのか。
高校生が1年間の研究の成果を発表しました。
参加したのは、国のワールド・ワイド・ラーニング拠点校に指定されている県内外の5つの高校です。
県立長崎東高校2年生の宮原 瑠生さん。
まちの光と人口減少対策について1年間研究を行ってきました。
(宮原瑠生さん)
「長崎が持つ星空という大きな資源を、私は国内外に売り込み、その結果として交流人口を増やし、定住人口が増えるというサイクルができれば、長崎県はもっとうるおい、さらに星空がもっときれいになる良いサイクルが作れるのではないか」
県立長崎東高校で開かれた探究発表会。
グローバル人材の育成を目指す 国の「ワールド・ワイド・ラーニング拠点校」に指定されている、県の内外の5つの高校の約600人が参加しました。
生徒たちは、自分たちが考えたSDGsや地元が抱える課題について、4月からフィールドワークなどを行って研究を実施。
その1年間の成果を発表しました。
東高2年の4人のグループは、長崎県に子ども向けの防災手帳がないことを知り、研究を続けてきました。
(子ども向け防災手帳を研究 松永百叶さん)
「色を使って、子どもが楽しんで災害について学べるような手帳を作成した。この手帳を長崎県の子どもたちに普及させて、長崎県の子どもたちの防災意識を向上させたい」
生徒たちは、それぞれの研究について意見を出し合い、今後の探究に活かしていくということです。