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被災地の家屋倒壊現場などで行方不明者捜索活動 県警緊急援助隊が現地状況を報告《長崎》

2024年1月18日 18:47
被災地の家屋倒壊現場などで行方不明者捜索活動 県警緊急援助隊が現地状況を報告《長崎》

能登半島地震の被災地・石川県に派遣されていた県警の広域緊急援助隊が活動を終え、18日、長崎に戻ってきました。

行方不明者の捜索などに懸命にあたった隊員たちが、現地の状況を振り返りました。

(県警広域緊急援助隊 伊賀 輝希 隊長)
「能登半島地震に伴う石川県での任務を終え帰県した。人員装備異常ありません」

被災地で活動したのは、県警の広域緊急援助隊などの32人です。

隊員らは今月9日に長崎を出発し、石川県珠洲市や輪島市の家屋倒壊や土砂崩れの現場で6日間、行方不明者の捜索にあたりました。

(県警広域緊急援助隊 藤川 和将 分隊長)
「活動期間亡くなった人の発見には至らなかったが、地道にこの場所にはいないという範囲を徐々に広げていくことでいる場所を絞っていく活動をした」

所持品などを家族に届けることはできましたが、行方不明者の救出や発見には至らなかったことから、隊員は悔しさをにじませました。

(県警広域緊急援助隊 中田 基 中隊長)
「自然災害の脅威を目の当たりにして、思うように自分たちの活動が進めることができず、被災者の期待に応えることができなかったことが今回、一番悔しく思っている」

今も多くの被災者が避難生活を余儀なくされている中での捜索活動。

住民の絆の強さも感じることができたといいます。

(県警広域緊急援助隊 中田 基 中隊長)
「現地で子どもに会ったら『頑張ってください』とか声を掛けられたり、現場では付近の住民が重機で被災した人を救出する活動をしていたので、我々がその姿を見て、逆に勇気、元気をもらった」

県警では、今後も要請に応じて人員を派遣するということです。