「これからの観光は “食” 中心に…」“和食” のユネスコ無形文化遺産登録の立役者が講演《長崎》
京都の老舗料亭の代表が長崎市で講演し、観光を盛り上げるための食の重要性を呼びかけました。
(京都料亭 菊乃井3代目主人 村田 吉弘 社長)
「これからの観光は、食を中心に考えていかなければいけない」
長崎国際観光コンベンション協会の創立70周年を記念して長崎市で開かれたイベントには、県の内外から観光関連事業者ら約150人が出席しました。
ゲストとして登壇したのは、京都の老舗料亭「菊乃井」の3代目主人、村田吉弘社長。
“和食” の「ユネスコ無形文化遺産」登録への立役者となった経験をもとに、「長崎市の食の高付加価値化と観光振興」をテーマに講話しました。
(京都料亭 菊乃井3代目主人 村田 吉弘 社長)
「長崎は非常に素材の宝庫だから、若い料理人たちがもう一度、結集して考えていく(ことが大事)」
(長崎国際観光コンベンション協会 村木 昭一郎 会長)
「いろいろな観光素材があるが、もっともっとブラッシュアップしていこうという一つのきっかけとして開催した。地元の食材を生かした、より付加価値の高い料理を、特に外国人に提供できるようにしていきたい」
また、料亭の次世代を担う若手による発表や、村田社長と鈴木長崎市長らによるパネルディスカッションも行われ、参加者たちは「世界に選ばれる長崎市」の実現に向けて機運を高めました。