関西万博で発表目指す「平和を伝える新たな方法」広島の高校との平和学習 長崎東高校で成果発表《長崎》
長崎東高校で、今年度の学びの成果を披露する発表会が開かれました。
もう一つの被爆地・ヒロシマの高校生との合同チームは「平和を伝える新たな方法」というテーマで、大阪・関西万博での発表を目指します。
(生徒が英語で発表)
「子供の頃に読んだ本は記憶に残りやすく、私たちに多くの学びを与えてくれる。その学びは、平和な世界を作る根底となる考えを育むと考えている」
長崎東高校で開かれた今年度の探求発表会では、1、2年生が1年間学んできた平和や教育、経済など、146のテーマで発表しました。
(生徒)
「広島、長崎に生まれたからこそ、私たちの使命は伝えることがあると考えている」
長崎東高校は今年度から、広島市の舟入高校と平和学習に関する連携協力を結んでいます。
これまで両校の時間割を調整し、オンラインでの話し合いや、それぞれの被爆地を訪れるフィールドワークなどに取り組んできました。
垣根を越えて作られた合同チームの発表のテーマは「平和を伝える新しい方法」。
デジタル技術を活用し、被爆前と現在の街並みを比べて見ることができるマップを作製しました。
(生徒)
「被爆前と、被爆後である現在に着目してマッピングをし、現在と過去の原爆ドームの写真を張り付けることで、原爆のおそろしさを視覚的にも実感することができる」
舟入高校との合同チームのメンバーは、今年7月に大阪・関西万博の会場で開かれる高校生の探求発表会の全国大会への出場をかけ、今月30日に行われる最終審査に臨むということです。