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今年の梅雨は「降り方が極端」 災害への備えは 気象情報官に聞く《長崎》

2024年6月26日 19:50
今年の梅雨は「降り方が極端」 災害への備えは 気象情報官に聞く《長崎》

27日から予想される大雨について、長崎地方気象台の宮田 博治 気象情報官は。

(宮田 博治気象情報官)
「今、前線は九州の南の方。鹿児島あたりにあるが、長崎あたりに上がり、対馬あたりと。そうすると高気圧の周辺部ということで暖かく湿った空気が入り出すとここが全部土砂降りになる」

27日夜から28日にかけてピークとなり、さらに、その後30日にかけて再び大雨の可能性も。

断続的な雨となっている今年の梅雨。

先週の大雨では長崎市内でがけ崩れや停電が発生。

5月、地すべりが起きた南島原市の現場付近では、新たに小規模な土砂崩れが確認されるなど災害の危険が高まっています。

(宮田 博治気象情報官)
「今年の(梅雨は)雨の降り方が極端。1時間の間ガーっと降ってその後降らなかったり。結構一時間雨量は大きい数字が出ている。(災害が)増える可能性がある。今回多いのが雨が終わった後で時間が経ってから被害が出ること。その辺を注意してもらいたい」

身の回りでどんな災害が起きる可能性があるのか、情報をいち早く入手することが大切と宮田さんは言います。

(宮田 博治気象情報官)
「こちらの防災情報を選んでもらってここの中からキキクルを選ぶと、今鹿児島に黄色になっているが『紫』警戒レベル5相当となるとすでに避難が難しくなっている状態。できれば赤いところまで(避難してほしい)大雨が降ったら動けなくなることを念頭に入れて心の準備をしておくこと。一歩先の行動を決めてもらうと時間的な余裕もできるのでは」