雪のピーク 山地と平地ともに22日明け方から朝にかけて 五島は大雪に警戒を《長崎》
この冬一番の強い寒気の流れ込みで県内も各地で断続的に雪が降っています。雪のピークは、山地と平地ともに22日明け方から朝とみられていて、気象台は、特に五島は大雪に警戒するよう呼び掛けています。
雪で視界が悪くなり一面、真っ白に。厳しい寒さに動物が身を寄せ合う様子も見られました。
上空に、氷点下12℃以下の強い寒気が流れ込んだ県内。佐世保市では、山沿いを中心に早朝から雪がちらつき始め、住宅の屋根や畑もうっすらと雪化粧に。
( 西岡記者)
「午前8時頃の佐世保市松瀬町付近です。段々雪が強く降るようになってきました。住宅の屋根も真っ白に染まっています」
朝の最低気温は、対馬市鰐浦(わにうら)や雲仙岳で氷点下となったほか、長崎市で 1.6℃、佐世保市で1.2℃とほとんどの地点で、この冬一番の冷え込みとなりました。
( 市民)
「雪が降っていてちょっとびっくりした。思ったより寒い。積もるかなと思って、JRでいくために1時間くらい早く起きた」
(市民)
「1週間前は暖かかったのに、急に寒くなって朝起きるのがつらくなってきた。あしたはもっとひどいらしくて気になっている」
日中も気温は上がらず、長崎市で5.3℃など、各地で平年より7℃前後低くなりました。
気象台によりますと、雪は22日明け方から朝にかけてがピークとみられ、同じ所で降り続いた場合は、警報級の大雪となるおそれがあります。
22日午後6時までの24時間に降る雪はいずれも多いところで、南部、北部の山地で15センチ、平地で10センチ、五島では15センチが予想されています。
22日昼過ぎまでは、広い範囲で雪が降る見込みです。23日土曜日の朝にかけては、山地を中心に所々で雪が降るとみられています。
気象台は22日夕方にかけて、降雪や路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理に警戒するよう呼び掛けています。