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2時間の防除作業を5分で完了 “AIやドローン活用した農業”の魅力を次世代へ 出前授業開催《長崎》

2024年5月29日 17:36
2時間の防除作業を5分で完了 “AIやドローン活用した農業”の魅力を次世代へ 出前授業開催《長崎》

ドローンなど、最先端の技術を活用した次世代農家の育成を目指します。

「スマート農業」について理解を深める授業が29日、諫早市で開かれました。

(指導)
「ドローンが飛んで(農薬を)散布する」

諫早市の農業大学校で行われたのは、先端技術やデータを活用して生産性の向上を図る「スマート農業」の授業です。

(指導)
「いま自動で飛んでいます。向こうまで行ったら帰って来る。木が低いところは自分で高度を調整してくれる」

西海市で農業資材の製造販売を行う「大地のいのち」の生田智昭社長が提案し、果樹コースの学生など、約20人が参加しました。

(大地のいのち 生田 智昭社長)
「どんどん技術が革新しているのに対して若い人は非常に感受性が高いので、自分たちも農業をしていて楽しいかもしれないという気持ちになってもらえたらいい」

使われたドローンは果樹専用で、高度や傾斜をAIが認知しスピードや肥料の散布量などを自動で調整します。

約2000平方メートルの畑に人の手で農薬をまく場合、作業に2時間はかかりますが、ドローンを使うと5分ほどで完了するそうです。

(園芸学科果樹コース 田﨑 優士さん(2年))
「ドローンが実用できれば防除が楽にできるので、実用できたらしてみたい」

(園芸学科果樹コース 坂本 啓太さん(2年))
「(普段)疲労がきついので、今回の(ドローン)だったら防除とかできていい」

農業大学校では今後も「スマート農業」の授業を継続し、最先端技術を活用した次世代農家の育成に取り組みます。