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「通帳残高が減少…」顧客からの相談で発覚 十八親和銀行で本部勤務の行員が9200万円着服《長崎》

2025年3月24日 9:30
「通帳残高が減少…」顧客からの相談で発覚 十八親和銀行で本部勤務の行員が9200万円着服《長崎》

十八親和銀行は、32歳の男性行員が顧客の預金 約9200万円を着服していたと発表しました。

十八親和銀行での着服事案の発覚は、今年に入って2件目となります。

(十八親和銀行 山川 信彦頭取)
「短期間に複数件、(不祥事が)判明したことを厳粛に受け止め、深く反省している」

着服が発覚したのは、十八親和銀行の本部に勤務していた32歳の男性行員です。

男性行員は2020年6月から去年10月までの間、ギャンブル資金や借金の返済に充てようと高齢の顧客をだまして借り入れを受けたほか、
通帳を預かり、暗証番号を聞き出した上で、複数回にわたって無断で預金を引き出し、約9200万円を着服しました。

今月5日、この客から「通帳の残高が減少し、身に覚えがない取引が複数あって心配になった」と相談があったということです。

十八親和銀行では先月、元行員が顧客から最大5000万円を着服する事案が発覚していて、今年に入り2件目です。

(ふくおかフィナンシャルグループ 五島 久社長)
「双方とも社内の様々な防止策の網の目をくぐることとなってしまい、2つの事案については、多重債務がその引き金となっている」

ふくおかフィナンシャルグループの五島 久社長は、今後 社員のケアや研修を強化するほか、専門家との連携も図るとしています。

男性行員は着服を認めていて、銀行は24日付けで懲戒解雇処分とし、警察に通報したということです。

最終更新日:2025年3月25日 0:48
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