NPT再検討会議の第2回準備委で鈴木長崎市長が演説　「核兵器は絶対に使ってはならない」《長崎》

2年後のNPT再検討会議に向け、スイス・ジュネーブで開かれている準備委員会で長崎市の鈴木市長がスピーチしました。

「核兵器のリスクから免れるための唯一の手段は『廃絶』しかない」と訴えました。

NPT＝核拡散防止条約の再検討会議に向けた第2回準備委員会は22日開幕しました。

NPTを巡っては、2022年8月に開かれた再検討会議で核軍縮の方向性などを示す「最終文書」が核保有国・ロシアの反対で採択されず、2年後の再検討会議に向けて議論が行われています。

（鈴木長崎市長）
「私は強い危機感のもと、核兵器国をはじめとした各国に訴える。核兵器は絶対に使ってはならない。人類が核兵器のリスクから免れるための唯一の手段は『廃絶』しかない」

長崎市の鈴木市長は23日に開かれたNGOセッションで演説し、「準備委員会で建設的な議論がなされ、実効性のある核軍縮の道筋を導き出す」よう求めました。