両チームの県出身選手が活躍「長崎ヴェルカvs川崎」ヴェルカはクラブワースト更新し7連敗《長崎》
プロバスケットボールB1 長崎ヴェルカは25日26日の2日間、ホームに川崎ブレイブサンダースを迎え対戦しました。
このゲームでは、それぞれのチームに所属する長崎出身の若手選手にも注目が集まりました。
ヴェルカに去年の末、特別指定として加入した永野 威旺選手。
長崎市立小江原中学出身で現在、名古屋学院大学の4年生です。
対する川崎には、特別指定選手で佐世保市立日野中学出身、日本大学4年生の米須 玲音選手が所属しています。
2人はともに22歳。
中学時代は、県大会でよく対戦していたライバル同士です。
特にヴェルカの永野選手は、B1デビュー戦。今節、2人が初めてプロの舞台で対戦しました。
天皇杯で過去5回の優勝を誇る名門「川崎」は、米須を先発で起用。
一方 ヴェルカの永野は、第1クオーター途中にB1初出場を果たし、早速ボールが回ってくると、ふわりと浮かせるフローターシュート。
ヴェルカ加入後、初得点でチームに勢いを与えます。
さらに第2クオーター終盤、1点ビハインドの場面では、永野がスリーポイントを沈め、逆転に成功します。
デビュー戦ながら存在感を見せる活躍。ヴェルカが2点リードで前半を折り返します。
一方 川崎の米須はアシストでチームに貢献。
1点差に迫るスリーポイントを演出し流れを作ると、この勢いに乗って川崎が再びリードを奪い返します。
接戦となったゲームでヴェルカは終盤、馬場のスリーポイントで4点差まで追い上げるも一歩及ばず。
チーム初の6連敗となってしまいました。
ヴェルカの永野は、B1デビュー戦で5得点。川崎の米須はチームトップの10アシストをマークしました。
(川崎ブレイブサンダース 米須 玲音選手(松浦市出身))
「(永野との対戦は)Bリーグの舞台ですごくうれしいことだし、試合になったら勝負なので、負けられないと思っている」
(長崎ヴェルカ永野 威旺選手(長崎市出身))
「自分のデビュー戦が、玲音(米須)とマッチアップできたのはうれしい気持ち。ポイントガードの差は、まだ(米須が)1枚上手だった。アグレッシブに自分にできることを精一杯頑張りたい」
そして、過去最多を更新する5571人の観客の中迎えた26日のGAME2。
第1クオーターの序盤にヴェルカは、狩俣のスリーポイントなどで9点を先取し、好調な滑り出しを見せます。
第3クオーターには、馬場や森川などのスリーポイントでリ―ドを11点差に広げ、ボルテージも最高潮に。
ところがその後、川崎に猛追を許し78-83で逆転負け。
クラブワーストとなる7連敗です。
次節は29日、アウェーで滋賀レイクスと対戦します。