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新校舎整備を文教エリアに検討「長崎大学経済学部 移転へ」 スタジアムシティ新キャンパス名称も発表《長崎》 

2024年7月25日 19:50
新校舎整備を文教エリアに検討「長崎大学経済学部 移転へ」 スタジアムシティ新キャンパス名称も発表《長崎》 

長崎大学は、一旦、白紙としていた経済学部の文教キャンパスへの移転について、改めて進めていくとして「再編構想」を明らかにしました。

早ければ、来月から市場調査を行い、今年度中に方針を決めるとしています。

長崎大学のキャンパス再編構想は「学長試案」として、25日に発表されました。

構想によりますと、現在、片淵キャンパスにある経済学部は文教キャンパスに移転してキャンパスの南側に新校舎を整備。

人文社会科学系の学部をここに集約します。

新校舎には図書館やミュージアムの機能を持たせるほか、民間の資金などを活用した施設整備も検討しています。

(長崎大学 永安 武 学長)
「対話型の市場調査という形で、民間に投げて、どのような案が出てくるか。それを見て、最終的に人文社会学系のキャンパスを文教地区に作るかどうかを決定したい」

経済学部を巡っては去年7月、学部の移転と片淵キャンパスの土地を売却する方針を示していましたが、去年10月に就任した永安 武学長は、移転については「白紙」としていました。

今回の構想が実現した場合の「片淵キャンパス」については。

(長崎大学 永安 武 学長)
「今の時点では、(片淵キャンパスを)売ることを決めたわけではない。すべての調査結果を踏まえて、移転、あるいは移転しないということを判断する」

また 10月開業の長崎スタジアムシティに入居する新キャンパスについて、名称を「長崎大学テクノロジーイノベーションキャンパス」とすることを発表しました。

オフィス棟の4階、約1800平方メートルをすべて使用し、研究室や産学連携の場などを設けるということです。

一方 会見では、危険度の高い病原体を扱う「BSL-4」施設整備について、安全管理などの審査に、厚生労働省が着手したことも明らかにしました。