ジミー大西さんの新たな創作活動に密着! 約1か月半を過ごした“長崎” を独自の視点で表現《長崎》
長崎市で展覧会を開催中のジミー大西さんにカメラが密着しました。
新作のテーマは、“長崎くんち”。
ジミーさんが感じた「長崎」です。
展覧会にあわせこの夏、長崎に滞在しているジミー大西さん。
会場はこの日も多くのファンで賑わいました。
長崎歴史文化博物館で9月1日まで開催する「ホームタウン」。
お笑い芸人で、画家としても活躍するジミー大西さんが30年以上に渡って描いてきた “絵画” や “立体作品” 約150点を紹介しています。
会場には、制作風景を間近で見られる “ジミーの部屋” も。
(ジミー大西さん)
「長崎に約1か月半いた夏の思い出の作品」
そこでジミーさんが下書きしていたのは…
(ジミー大西さん)
「龍を今、描いている」
長崎くんちの “龍踊(じゃおどり)” の「龍」。
(ジミー大西さん)
「長崎は 龍のイメージがある。長崎のまちを見てみるとやたらと龍が多い」
長崎に滞在中、時間を見つけては、まちを散策していたというジミーさん。
(ジミー大西さん)
「“長崎くんち” あるやんか」
(ジミー大西さん)
「長崎くんちの 龍の稽古があるというので、(大阪に)帰るまでに見てみたくて」
今年の長崎くんちで五嶋町が奉納する「龍踊」。その「龍」を特別に見学させてもらえることに…
(ジミー大西さん)
「うわ~すごいな、これは。すごい!これが踊りだすんや」
祭り本番で登場する「青龍」「白龍」が出迎えてくれました。
龍の担ぎ手「龍衆」からも説明を受けます。
(龍衆 南部 光伸さん)
「玉を追いかけて玉を飲み込むさまを描くんですけど。(金色の玉は)月で。雨ごい(を意味する)」
(ジミー大西さん)
「龍が雨を降らす」
龍踊はその昔、中国で雨乞いの儀式として行われていて、龍が月を飲み込もうと探す様子を表現しています。
龍の顔部分「龍頭」の重さは約12キロ。今回 特別に、ジミーが持たせてもらうことに。
(ジミー大西さん)
「重ーっ。これで何時間って(動かす)。1人で持つわけではないでしょ。」
(くんち協賛会 中村 重敏 会長)
「龍全体を持つのは、8人くらい」
(ジミー大西さん)
「すぐ交代しないといけない。重いわ、これ」
龍衆が交替で持ちますが、長崎くんちは祭りの3日間、早朝から夜まで続くため、まさに体力勝負。
龍に触れることでより、制作意欲がわいてきたジミーさん。
絵を描く際は普段から、可能な限りモチーフに触れたり、その場所に行ったりして、感じたことを表現しているそうです。