長崎県央振興局 納税者の個人情報を紛失…資料には氏名に電話番号 口座情報も記載《長崎》
長崎県央振興局の税務部が、納税者の個人情報が記載された資料を紛失したことがわかりました。
長崎県は合わせて12人分の資料がなくなったとしています。
中尾正英 県総務部長
「個人情報の紛失という県民の皆様に大変不安をおかけする事態になり深くお詫び申し上げます」
個人情報の紛失は県央振興局の税務部納税課で判明しました。
今月16日夜、納税課の職員2人が納税が滞っている諌早市などの市民8人の自宅を納税情報が記載された資料を持って訪問。
終了後、資料を局内のデスクに保管していましたが、訪問記録を整理していた22日に、最初の訪問先の市民の資料が入ったファイルがないことに気付いたということです。
16日当日、市民は不在で玄関前で資料を出し、バッグに戻したということですが局内に戻った後、速やかに行うべき資料の確認をしていなかったということです。
市民の資料には氏名、生年月日、住所や電話番号のほか、所得状況や口座情報、未納の税額などが記されていました。
また、その市民の資料が入ったファイルには、同じ時期に調査したほかの11人の預金調査結果の一覧も入っていて、個人情報の紛失は合わせて12人分となっています。
県は、12人のうち連絡が取れた7人に謝罪。
税務を担当する各振興局に対し個人情報の適正な管理を徹底するよう指示した上で早急に実効性のある対策を検討したいとしています。