兵庫県知事選をめぐり、斎藤元彦知事側が「SNSはPR会社へ依頼する」として市議からの支援を断っていました。

　兵庫県知事選をめぐっては、斎藤知事の陣営がPR会社に報酬を支払い、SNSなどでの選挙運動を行ってもらったとして、公職選挙法違反の疑いで刑事告発され、警察と検察が捜査しています。

　これまで知事側は「SNSはボランティアだった」と説明していますが、14日、神戸市の上原みなみ市議が自身のユーチューブチャンネルで、告示前に動画編集などを申し出たところ陣営の広報担当者からPR会社への依頼を理由に断られていたと明らかにしました。

　神戸市・上原みなみ市議
「動画編集できるスタッフがいないので助かりますと言われ、その場で試しに撮影してほしいと依頼され、1本動画を作りました。しかし翌日の6日朝、広報担当者K氏から、SNS監修は（PR会社に）お願いする形となりましたというLINEが届きました」

　上原市議はPR会社への報酬の有無については把握していないとしています。

　一方、斎藤知事は上原市議の動画やラインのやりとりについて「詳細を把握しておらず、今後も見る予定はない」としています。

　兵庫県・斎藤元彦知事
「そのLINEも含めて（詳細を）把握はしていない。かねてより申し上げている通り、公職選挙法等に抵触するようなことをしたという認識はない」