兵庫県知事選をめぐり、斎藤知事の陣営が有償でPR会社にSNSでの選挙運動を行ってもらったとして刑事告発された問題で、神戸市議が「PR会社に依頼する」として動画編集などを断られたと明らかにしたことについて、斎藤知事は15日の会見で、「公選法に違反していない認識に変わりはない」と話しました。

　兵庫県知事選をめぐっては、斎藤知事の陣営がPR会社に報酬を支払い、SNSなどでの選挙運動を行ってもらったとして 公職選挙法違反の疑いで刑事告発されています。

　これまで知事側は「SNSはボランティアだった」と説明していますが、神戸市の上原みなみ市議が動画編集などを申し出たところ広報担当者からPR会社への依頼を理由に断られていたと明らかにしました。

　神戸市・上原みなみ市議（YouTubeチャンネルより）
「動画編集できるスタッフがいないので助かりますと言われ、その場で試しに撮影してほしいと依頼され、一本動画を作りました。しかし翌日6日朝、広報担当者K氏から、SNS監修はPR会社さんにお願いする形となりましたというLINEが届きました」

　これについて斎藤知事は、15日に開かれた記者会見で、改めて「公職選挙法に違反していないという認識に変わりはない」と話しました。さらに、上原市議が公開した動画について「見るつもりもない」と答えました。