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【速報】兵庫県選挙管理委員会が総務省に要望へ 知事選めぐり「当選目的のない立候補」の法整備求める NHK党立花氏が「当選を目的としない」斎藤知事を応援 ポスター掲示板の増設対応も

2025年1月15日 12:25
【速報】兵庫県選挙管理委員会が総務省に要望へ 知事選めぐり「当選目的のない立候補」の法整備求める NHK党立花氏が「当選を目的としない」斎藤知事を応援 ポスター掲示板の増設対応も
兵庫県選挙管理委員会の会見(15日)

 兵庫県の選挙管理委員会は、15日、兵庫県知事選挙で「適正な選挙を行うという公職選挙法の趣旨を損ねかねない事案が発生した」として、総務省に要望を行うことを明らかにしました。

 去年11月に行われた兵庫県知事選挙をめぐっては、「NHKから国民を守る党」党首・立花孝志氏が、「当選を目的としない選挙に今回は臨んでいる」として、斎藤知事の応援を行う選挙活動を行っていました。

 県選管は、「個別の事例を言うことはできない」とした上で、知事選では「ある候補者が明らかに他の候補者の支援をしていると判断できる事案が1件」あったとし、「現行の公職選挙法では、他の候補の支援をしてはいけないという規定があるわけではないが、公平性の観点から問題がある」として、法整備を求めるということです。

 また、県選管は知事選が去年10月31日に告示、11月17日に投開票が行われたことについて、告示日にむけて、選挙ポスターの掲示板の設置作業を行った際、区画数が立候補者の事前説明会の出席者である16人に合わせられる予定でしたが、告示日の1週間前に「ある政党」から立候補者を10人擁立すると連絡があり、急きょ選挙ポスター用の看板を増設することになったということです。

 結果的に立候補者は7人にとどまったものの、通常、掲示板の増設の作業は10日から2週間程度の期間がかかるため、告示日に全候補者のポスターを掲示できない可能性があったということで、対応策を求めるということです。

 県選管は、17日、総務省の選挙部長に要望書を手渡す予定だということです。

 斎藤元彦知事は、15日に開かれた会見で、「選管は独立している機関。選管が対応することへのコメントは控えたい」としたうえで、選挙戦の課題については、「自分自身の選挙を走り抜けるので精いっぱいだったので、選挙戦全体で課題があったかどうかをコメントできる状況ではない」と話しました。

最終更新日:2025年1月15日 15:38
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