ウクライナから避難の学生も新たな一歩「日本の大学に入ってうれしい」長崎国際大学で入学式《長崎》
佐世保市の長崎国際大学で入学式が行われました。
ウクライナから避難してきた学生が入学し、夢に向かって大学生活をスタートさせました。
長崎国際大学には、3つの学部と大学院のあわせて455人が入学しました。
(代表宣誓人間社会学部 山口 晃明さん)
「全学部共通の科目をはじめ、偏りなく学べるシステムを活用し「命」「健康」「暮らし」を第一に考えることのできる人間を目指す」
新入生の半数が、県内の出身です。
(新入生)
「清々しい気持ちで臨めているので、これから先 頑張っていく。
先生になりたい目標があるので、教員免許を取る」
(新入生)
「4年間が楽しみ。資格を取るのはもちろんだが、ひとつひとつコツコツ頑張っていきたい」
新入生の一人、人間社会学部のアレクサンダー・サマルハさん19歳。
ロシアによる侵攻が続くウクライナから2022年6月、県内へ避難してきました。
(アレクサンダー・サマルハさん)
「つらい気持ちしかない。毎日ニュースを見て、子どもが亡くなっているし、(ウクライナ人が)みんな疲れている、早く終わってほしい」
先月、佐世保市の九州文化学園高校を卒業し、推薦で長崎国際大学に入学しました。
(アレクサンダー・サマルハさん)
「自分が日本に来て日本語のレベルゼロから始まって、日本の大学に入ってうれしい気持ちしかない。これからもっと頑張りたい」
故郷から遠く離れた地で踏み出す新たな一歩。将来の夢に向かって大学生活が始まります。