ウクライナ侵攻から3年 「黄色いハンカチ」に平和の願い込めて母国に思いを《長崎》
ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まって24日で3年。
1日も早い平和の訪れを願おうと開かれた集いには、しまばら半島国際交流クラブや県平和推進協会などから50人あまりが参加しました。
島原市で暮らすウクライナ人のグリニェンコ・オレナさん。
黄色いハンカチ、そして有明海の青色でウクライナ国旗を連想させる島原鉄道の大三東駅で軍事侵攻の終結を願うのは今年で3回目です。
願いを書いて柵にかけると成就すると言われる黄色いハンカチには、ウクライナ語で平和を意味する「ムユル(平和)」と記しました。
オレナさんの母親はロシアの侵攻が始まった2か月後に病気で他界。
しかし、3年が経った今もウクライナには帰れず、墓参りもできていません。
母国への思いは募る一方だと話します。
(ウクライナ出身・島原市在住 グリニェンコ・オレナさん)
「戦争始まって3年経つけど幸せ難しい。平和なところにいるが毎日悲しい、毎日元気ない。ずっと平和になってほしい。本当に平和になってほしい」
また、集いではウクライナの国旗をイメージした「和ろうそく」に平和の火を灯し、母国に思いを届けました。