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世界最小「コガタペンギン」のヒナ 長崎ペンギン水族館が初の自然育雛に成功《長崎》

2025年2月24日 19:54
世界最小「コガタペンギン」のヒナ 長崎ペンギン水族館が初の自然育雛に成功《長崎》

長崎ペンギン水族館では飼育員ではなく親鳥が育てる「自然育雛」に初めて成功し、かわいいコガタペンギンがすくすくと育っています。

9種類およそ180羽のペンギンたちが暮らす長崎ペンギン水族館。

(長崎ペンギン水族館 飼育展示課 ペンギン担当 小塩 祐志 さん)
「この中にヒナがいます。左にいるのが最初に生まれた子。右にいる子がその次に生まれた子」

ふわふわの羽に包まれた仲良く寄り添う2羽。
世界最小のペンギン「コガタペンギン」のヒナです。

先月5日と10日に30グラムほどで生まれおよそ1か月半。
ペンギン水族館で2006年からコガタペンギンの飼育を開始して以来初めて、飼育員ではなく親鳥がヒナを育てる「自然育雛」に成功しました。

(長崎ペンギン水族館 飼育展示課 ペンギン担当 小塩 祐志 さん)
「自然育雛で育った子の方が野性味がある気がする。性格も適度に人と距離を保つような印象」

2羽の体重は現在900グラムほど。
順調な成長ぶりでおよそ1キロの親鳥とほぼ同じ大きさになっています。

巣箱に繋がる穴の入口では様子を見守るお父さんとその後ろで周囲を警戒するお母さんの姿がありました。

2羽のヒナのうち1羽は違う親の元で生まれましたが、自分でこの巣箱に引っ越してきて、一緒に暮らしているそうです。

(長崎ペンギン水族館 飼育展示課 ペンギン担当 小塩 祐志 さん)
「強い子に育ってほしい」

ヒナたちは現在、寒さから巣箱の中にいることが多いそうですが、運が良ければ展示場で遊ぶ姿も見られるということです。

最終更新日:2025年2月24日 19:54