ドイツ在住大村市出身のテノール歌手「歌で情景を表現する喜びを」歌声披露し校歌でレッスンも《長崎》
世界で活躍する歌声で、音楽の楽しさを伝えます。
大村市出身でドイツ在住のプロのテノール歌手が、地元の中学校を訪問し演奏を披露しました。
大村市の萱瀬中学校。体育館に響いたのが…
“3月の雪の上のダイヤモンド” というヨーロッパ音楽の三重奏です。
地元で建設業などを営む「クリーンテック九州」の創業50周年を記念して行われた『こども音楽サロン』。
児童、生徒らにプロによる本格的な音楽に触れ、親しんでもらおうと開かれました。
歌声を披露したのは、大村市出身でドイツに暮らすテノール歌手・辻 政嗣さんです。
中学時代は吹奏楽部に所属していました。
ヨーロッパを拠点にプロとして、20年にわたり世界30か国以上の舞台に立ち、活躍を続けています。
子どもたちからはこんな質問が…。
(児童)
「なんでその夢にしたんですか」
(テノール歌手 辻 政嗣さん)
「先生や周りの素晴らしい人との出会いが、自分を導いてくれた」
4年前には、公立小中学校の校歌を収録したDVDなども制作した辻さん。
この日は、校歌のレッスンも行いました。
(テノール歌手 辻 政嗣さん)
「すごくドラマティックな曲。ダイナミック、そういう情景が分かるように」
身近な校歌を歌い、情景を表現する喜びに触れた子どもたち。
(テノール歌手 辻 政嗣さん)
「子どもたちがハッと心が動く瞬間を、一つひとつ積み重ねていって、将来的に大村から文化を発信できるような町になってほしい」