「ひょう」の農作物への被害は5億3600万円 大石知事が西海市のミカン畑で被害状況を確認【長崎】
10月27日に降った「ひょう」による県内の農作物などへの被害が5億3600万円に上ることがわかりました。大石知事は10日、被害状況を確認するため西海市のミカン畑を訪れました。
西海市のミカン畑。
果実は、傷が入ったり、腐って地面に落ちてしまったりしています。
10月27日、県内各地に降った大粒の「ひょう」
県によりますと、農作物などの被害は、ミカンを中心に西海市や諫早市などであわせて5億3600万円あまりに上っているということです。
大石知事は10日、県が整備した「白崎土地改良区」のミカン畑を訪れ、生産者から被害状況の説明を受けました。
(農家)
「ピンポン玉くらいのひょうが降 ったので直撃して裂果というか割れたようなところもあるし、腐敗が進むと自然に落果してし まう」
この一帯では今月、ミカン畑の大規模整備後、初めての収穫を迎える予定でしたが、およそ8割が被害を受けたということです。
(大石知事)
「見せていただいて、被害が甚大 だということを改めて実感した。 我々としてもこの産地をしっか り育てていくという思いでやっていきたい」
来年の生育にも影響が出る可能性があり、大石知事は「JAと連携し対策を検討したい」と述べました。