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「夢は金メダル」体操競技全国3位の中学生 持ち味は “ダイナミックな演技と美しい姿勢”《長崎》

2024年9月30日 6:45
「夢は金メダル」体操競技全国3位の中学生 持ち味は “ダイナミックな演技と美しい姿勢”《長崎》

夢はオリンピックでの金メダル。

体操競技の全国大会で活躍した中学生を取材しました。

ダイナミックで美しい演技を武器に新たなスタートを切ります。

(上近 琉斗選手)
「結構うれしかった。技の完成度を上げて、失敗しないようにすることを考えました。(体操の魅力は)技がいっぱいあって、いろんな技ができた時にうれしいところ」

身長は143センチ。

小柄であることを感じさせない ダイナミックな演技が持ち味です。

佐世保市立大野中学3年の上近 琉斗選手。

8月に行われた全国中学校体育大会の体操競技で、個人総合3位に入賞しました。

3歳から高校生までが通う、佐世保市のドリーム体操クラブ。

上近選手はここで練習に励んでいます。

コーチを務める母・絵美さんの影響で、2歳の頃から体操を始めました。

(母 絵美さん)
「体操好きでテレビとかでよく見ていた。小学校の1年生の時に、初めて試合に出てそれがすごく楽しかったみたいで、そこからスイッチが入りました。気持ちが入ってる時の演技は、自分が見ていてもすごいと(感じる)」

上近選手の特徴は、幼少期から鍛え上げられた腹筋や 体幹の強さ。

指導する椋本 康嗣コーチも、軸のブレが少ない演技を評価します。

(椋本 康嗣コーチ)
「お腹の力が弱いと 遠心力に負けて曲がってしまうが、彼の場合はそこが曲がらず、まっすぐ回せる。逆立ち姿勢とかそういうのは、ずば抜けてきれい。立ってる姿勢よりもきれいじゃないかというような 逆立ちの姿勢を取れる」

パリ五輪のチャンピオンで、世界を魅了した “岡 慎之助選手” を彷彿とさせるような、レベルの高い美しい倒立も強みの1つです。

オールラウンダーの上近選手が、4種目の中でも得意とするのが「あん馬」と「鉄棒」。

種目の中でもっとも難しいと言われるのが「あん馬」です。

リズムよく、足先までまっすぐ伸びた美しい姿勢で。演じ通します。

もう一つの得意種目、体操競技の花形とも言われる「鉄棒」に関してのこだわりは…。

(上近 琉斗選手)
「ひざとかつま先を伸ばして、演技が縮こまらないようにしています。体が締まっているところ。きれいな一直線になるところを見てほしい」

1つの動作、1つの技の美しさや、精度の高さを追求しながらダイナミックな演技を。

オリンピック選手レベルの 高い難易度の技にもチャレンジしています。

美しい演技に磨きをかけ、世界の舞台で活躍することを見据えています。

(上近 琉斗選手)
「高校に入ったら、インターハイに出場し上位に入り、最終的にはオリンピックや世界選手権でメダルを獲りたい」

最終更新日:2024年10月16日 12:54