柔道・永瀬貴規選手が長崎日大高校に凱旋「たくさんの壁も強い目標があったからやり通せた」《長崎》
日本中を沸かせた金メダリストが母校に凱旋です。
世界を制した豪快な投げ技を披露したのは、パリオリンピック柔道男子81キロ級の金メダリスト永瀬 貴規選手です。
東京オリンピックに続いて、この階級で史上初の連覇を達成しました。
(永瀬 貴規選手)
「金メダルを長崎日大に持って帰ることができて、うれしく、ホッとしている」
24日、母校の長崎日大高校で中学・高校の生徒 約1600人から祝福を受けた永瀬選手。
東京オリンピックの後、国際大会で結果を出せず苦しい柔道が続いた自身の経験をもとに、生徒たちにエールを送りました。
(永瀬 貴規選手)
「たくさんの壁にぶち当たって、うまくいかないことだらけだった。自分がかなえたい強い目標があったからこそ、やり通すことができた。自分の目標を達成するために、悔いのないように、一日一日を過ごしてほしい」
会場には畳も用意され、柔道部員や教職員を相手に技を披露。
セレモニーでは、サイン入りのユニフォームなどが当たる抽選会も行われました。
(長崎日大 2年生)
「(永瀬選手は) 雲の上の存在なので、かっこいい。大事に寮で保管したい」
(永瀬 貴規選手)
「思ったよりも生徒たちの喜ぶ姿やプレゼント企画もあんなに盛り上がると思っていなかったので素直にうれしい」
激闘から約3か月、金メダルを手に母校に凱旋した永瀬選手。
今後については「柔道界に貢献できるような活動や普及に努めたい」と話していました。