観光向け飲食店「美なと亭」が破産手続き開始決定 「おさかなセンター」の破産余波 コロナ禍から立ち直れず 負債額は約1600万円 鳥取県境港市
鳥取県境港市の飲食業「美なと亭」が12月12日に鳥取地裁米子支部から破産手続きの開始決定を受けていたことが分かりました。負債額は約1600万円だということです。
信用調査会社の帝国データバンクによりますと、美なと亭は2016年設立で、境港市の観光施設「おさかなセンター」で観光客向けの飲食店を経営し、2020年3月期には売上高約8000万円を計上していました。
しかし、新型コロナの影響で2021年3月期には売上高が約3000万円まで落ち込み、採算が悪化。その後、集客が持ち直し、2024年3月期の売上高は3800万円まで回復しましたが、業績改善は限定的でした。資金繰りがひっ迫する中、ことし7月に「おさかなセンター」の運営会社が事業を停止。美なと亭も9月20日に営業停止を余儀なくされていました。