島根県松江市の博物館で、出雲の国の古墳を紹介する企画展が行われています。

企画展「王と前方後方墳」は、松江市の山代二子塚古墳が国の史跡に指定されて100年目を迎えたのに合わせて行われているものです。会場には、古墳から見つかった鏡や刀剣、はにわなど約130点が展示されています。島根県には四角い形の前方後方墳という古墳が残っていて、朝鮮半島から鉄素材を輸入して作ったとみられる甲冑など貴重な品々が数多く見つかっています。

八雲立つ風土記の丘　齊藤大輔 学芸員
「島根の古墳時代を特徴づける前方後方墳は他の地域にはない独特なお墓の形なので改めて誇りに思っていただきたいですし、こういった特徴的なお墓が山陰にあるんだと知っていただけたらうれしく思います」

企画展・王と前方後方墳は11月24日まで開催されています。