「万全なゲレンデになるのも久しぶりで」 スキー場に恵みの雪! 3連休最終日も多くの人でにぎわう 鳥取県若桜町
2月12日は3連休最終日。暖冬傾向の今シーズンですが、そんな中でもスキー場は冬を楽しむ人でにぎわいました。
一面雪で覆われた山をさっそうと滑り降りるスノーボーダーたち。鳥取県若桜町のスキー場では2月11日夜の降雪により70センチの雪が積もりました。
中本帆乃花記者
「先月こちらのスキー場に取材に来た際は、一部土が残っている状態だったのですが、きょうはようやく積もった雪を楽しみに多くのスキー客が訪れています」
岡山県や兵庫県など、県内外から午前中だけでも800人が訪れていました。
1月には例年積雪が60センチを超えるところ、今年は40センチ。暖冬や雨の影響で雪が解け、スキー場開きからまとまった雪が降らず、スキー場は一時閉鎖になることもありました。そんな中、この連休は待望の積雪と日差しの温かさを感じられる陽気になりました。
客
「量はそんなにないですけど、とても滑りやすくて楽しい」
「来週雨って言ってるので、今日できるだけ楽しもうかな」
さらに2月12日は「こどもDAY」として、小学生以下のリフト1日券を通常の4割の1000円で販売。上・中級者コースにも家族連れや小学生の子供が集まり、スキーやスノーボード、中には雪合戦まで、多くの人が冬を楽しんでいました。
客
「いつも来てます。楽しい!」
兵庫からの客
「滑ってターンするところとか、スピード出すところとかが楽しい」
奈良から来た小学生
「スキー昨日めっちゃ好きになった!」
「雪って楽しいなって」
また、新型コロナが5類に移行する前はあまり人が集まらなかった食堂も、今シーズンは多くの人が食事をしたり、体を休めたりしているということです。この3連休は周辺にある宿泊施設5軒が満室に。売り上げは去年の同じ時期の1.2倍となるなど変化が見られました。
若桜観光株式会 社山根政彦 社長
「万全なゲレンデになるのも久しぶりで、3連休は大変よいコンディションでできたかなと思います」
わかさ氷ノ山スキー場は、天候を見ながら3月末まで営業予定です。