「葉っぱ」を使った独特な手法で注目! 切り絵アーティストが地元工芸とコラボ 鳥取県鳥取市・ あおや和紙工房
夏休みを前にユニークな企画展が鳥取市で始まります。その材料となるのは、普段私たちがよく目にする「あるもの」。地元の工芸とのコラボにも注目です。
かわいらしい森の動物たちが体操する様子。空を背景に写真を撮ると美しい一枚が出来上がります。実はこのイラストが描かれているのは…葉っぱです。
7月20日から鳥取市のあおや和紙工房で始まるのは、神奈川県を拠点に活動する葉っぱ切り絵アーティスト・リトさんの企画展。特殊加工をした葉っぱに細かく動物や風景をかたどる独特な手法が、いま全国から注目を集めています。
そして今回、20点ある作品の中でも注目はこの企画展にあわせて制作されたのは、切り絵。鳥取砂丘を歩くラクダにかわいらしい因幡の白兎を一枚の葉っぱに落とし込みました。また台紙や作品の写真が印刷されているのは、因州和紙。和紙独特の柔らかな表情を楽しんでほしいといいます。
あおや和紙工房 国森 洋 館長
「リトさんの作品を借りて、そのデータを因州和紙に落とし込みました。作品のすばらしさ・緻密さを見ていただければ」
約5000人の来館者を見込んでいるこの企画展は、7月20日(土)から8月25日(日)まで開催されます。