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「みんなに出会えてよかった」 山陰両県で卒業式 高い志のもと新たな進路へと 鳥取県・島根県 

2024年3月1日 18:21
「みんなに出会えてよかった」 山陰両県で卒業式 高い志のもと新たな進路へと 鳥取県・島根県 

3月に入り、山陰両県の県立高校などでは卒業式が行われました。このうち、島根県松江市の松江南高校では、卒業生257人が晴れやかに入場。4年ぶりに在校生も出席し、全校生徒788人が集まる盛大な式となりました。松江南高校では、これまでの理数科に代わり3年前、新たに「探求科」を新設。
3月1日の式で探求科第1期生を送り出すことになり、普通科の代表と合わせて卒業証書が手渡されました。

松江南高校 佐藤誠 校長
「もっとも価値ある学びは課題を自分事としてとらえ、自分の意思や判断のもとで本気の挑戦をするときのトライ&エラーです。まさに探求です。新しい世界で羽ばたいてください」

これに対して、卒業生代表の吉田優希さんが答辞を述べました。

卒業生代表 吉田優希さん
「1月1日に発生した能登半島地震のニュースを見て、私はあることを再確認しました。それは私たちが当たり前だと思っていることは必ずしも当たり前ではないということです。もしかしたら明日、当たり前の明日が来ないかもしれません。だからこそ、きょうがあることに感謝してたくさんのことに挑戦します。みんなに出会えてよかった。本当ににありがとう」

卒業生
「3年間って長いなって入学のときは思ってたんですけど、ほんとに一瞬で終わってしまって寂しいけど(卒業式は)在校生もいてくれて心強かったしうれしかったです」

「まだやりたいこととか決まってないので大学で見つけられたらいいなと思います」

「親とかにいっぱい迷惑かけたから恩返ししたいなって思いました」

ようやくコロナ禍前と同じ規模で行えるようになった卒業式。卒業生たちは、高い志のもと、次の進路へと進んでいきます。

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