「住民への信頼をしっかりと確保することが必要」 鳥取県が産業廃棄物の最終処分場の事業者に設置許可 周辺地域の環境保全に適切に配慮し廃棄物処理法の基準に適合と判断 鳥取県米子市
鳥取県米子市淀江町で計画されている産業廃棄物の最終処分場について、11月18日に鳥取県が事業者に対して設置許可を出しました。
米子市淀江町で計画されている、産業廃棄物の最終処分場。鳥取県が、その設置許可を第三セクターの「鳥取県環境管理事業センター」に出しました。これにより建設計画などが、周辺地域の環境保全などに適切に配慮していて廃棄物処理法の基準に適合すると認められたことになります。
最終処分場を巡っては、「鳥取県環境管理事業センター」が1994年に設立され、これまで旧・青谷町など4か所に処理場の建設を申し入れていましたが、いずれも交渉は難航し計画を断念。5月31日に、現在の予定地での設置許可を鳥取県に申請していました。
鳥取県環境管理事業センター 岡本康宏 理事長
「設置に向けた準備になろうかと思いますが、節目節目でしっかりと情報提供を行っていくとまた、状況を(住民に)ご説明しながら、しっかり理解していただくようにですね、進めてまいりたいと思っております」
鳥取県地域振興部 盛田聖一 部長
「住民に対する丁寧な説明。そして、この事業はこれから長く続く事業でございますので、住民への信頼をしっかりと確保していただくことが必要かなという風に思っております」
今後は、産業廃棄物の処分を業務として行うための許可の申請などを行うことになっています。