航空機衝突事故の影響で一部欠航続いていた出雲空港 全便通常運航に FDA出雲ー仙台便は1月8日で運航終了 惜しむ声 島根県出雲市
1月2日に羽田空港の滑走路で起きた航空機同士の衝突事故。事故から6日が経過し、山陰地方では8日から通常の運航体制に戻りました。
3連休最終日の8日。島根県出雲市の出雲空港では多くの帰省客が家族との別れを惜しんでいました。
1月2日に羽田空港に着陸した日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突。滑走路が閉鎖していた影響で機材や機体の調整が行われ多くの便が欠航となっていました。
しかし、8日から出雲空港を発着する全ての便が通常通り運航を再開しました。
利用客
「5日に帰る予定だったんですけど(事故)の影響で8日の便になっちゃいました」
「びっくりしました。飛行機が飛ぶかな、帰ってこれるかなという思いで」
一方で・・・
出雲空港ではFDAフジドリームエアラインズの出雲と仙台を結ぶ便が8日をもって運航を終了。静岡便も無期限の運休となります。
FDAは2018年に出雲空港と静岡・仙台を結ぶ2路線を就航。しかし、ほどなくして新型コロナウイルスが猛威を振るい観光客の利用が大幅に減少しました。
そこに燃料高騰が追い打ちをかけ、仙台便の運航終了が決定しました。
8日午後2時。出雲空港に到着した、仙台からのラスト便。
搭乗していた人は・・・
搭乗客
「単身赴任で仙台からこっちに来ていて、毎月乗ってたのでなくなるのは悲しいですね」
「最後帰省で使ったんですけど便利だったのでこれからなくなるとどうしようかなと思いますけど感謝してます」
Q:飛行機どうだった?
「楽しかった」
FDAの飛行機をこれまで何度も利用してきたという根強いファンは。
「仙台でちょっと涙ぐみました。伊達政宗に会いに行けなくなっちゃう。まあ新幹線で行けばいけるんですけど僕は飛行機が好きでFDAが好きなので…」
FDAによりますと、静岡便の再開めどは今のところたっておらず、今後は、ビジネス利用が多く安定した収益が見込める小牧便の運航に力を入れていくとしています。