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「大神山神社奥宮」約30年ぶりの改修工事が終了 本殿にご神体を戻す「本殿遷座祭」が行われる 鳥取県西伯郡

2024年10月14日 16:56
「大神山神社奥宮」約30年ぶりの改修工事が終了 本殿にご神体を戻す「本殿遷座祭」が行われる 鳥取県西伯郡

大山の中腹に位置する「大神山神社奥宮」。約30年ぶりの大規模な改修工事が終わり、別の神社に座を移していたご神体を、再び本殿に迎える「本殿遷座祭」が、10月13日に行われました。

国の重要文化財に指定されている大山の大神山神社奥宮。大山中腹にあるため、大雪や風雨などの影響で屋根が痛むなどし、おととし5月から約30年ぶりに改修を行っていました。『こけら葺(ぶき)』という伝統的な方法で、職人たちが樹齢100年以上の杉の木の屋根をふき替えました。また、屋根のほか天井絵や柱の白だん塗など、約9億円をかけた修復がこのほど完了したということです。

13日は神職など約70人が参加し、境内の近くにある下山神社へと移されていたご神体が、絹垣と呼ばれる白い布で覆われて本殿に運ばれました。

参拝客
「毎回、大山に登ったら参拝させてもらってるので、とてもなじみのある神社の貴重なものを見させてもらえて、とてもうれしく思います」

大神山神社 相見和紀 宮司
「(次の世代に)続けていくことも我々の使命でございますので、見て、来て、体験していただくそれが一番大切じゃないかと存じております」

今後、大神山神社奥宮の隣にある下山神社でも修繕工事が始まり、2026年秋にすべての事業が終了予定だということです。

最終更新日:2024年10月14日 18:47