県内の7階建て以上のビルを緊急点検 能登半島地震のビル倒壊を受け 地震対策についても強化の方針 鳥取県
大きな被害をもたらした「能登半島地震」から1月11日で11日目となりました。鳥取県の平井知事は、11日の定例会見で、被災地の支援継続と独自の地震対策を強化すると発表しました。
鳥取県平井伸治 知事
「新年度に向けて、建物の耐震化というものにつきましても一つのテーマになると思っております」
鳥取県の平井知事は、11日の定例会見で地震対策への取り組みについて説明しました。能登半島地震では、石川県輪島市で7階建てのビルが倒壊。これを受け平井知事は、1月15日から県内にある7階建て以上のビルを対象に緊急点検を行うことを明らかにしました。
鳥取県平井伸治 知事
「絞り込みますと、21か所ほど調査対象があるかなと思っております」
また、日本海側の津波対策が太平洋側に比べて遅れているとして、県内では、境港市と岩美町にそれぞれ1か所しかない潮位計の増設や津波の様子を確認できるよう遠隔監視カメラの設置など、地震対策を強化する方針を示しました。