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地震発生からわずか3時間後に被災地へ 災害救助犬“エルザ号”が石川県輪島市の5か所で46時間にもわたる捜索活動 「72時間以内が勝負なので…」 鳥取県米子市

2024年1月9日 17:46
地震発生からわずか3時間後に被災地へ 災害救助犬“エルザ号”が石川県輪島市の5か所で46時間にもわたる捜索活動 「72時間以内が勝負なので…」 鳥取県米子市
災害現場の最前線で行方不明者の捜索にあたる「災害救助犬」。鳥取県米子市の救助犬が能登半島地震の被災地で捜索活動を行いました。

森田救助犬訓練砦 森田康博 代表
「72時間以内が勝負なので、とにかく生命の危機に瀕する前に最初は現場の状況がまったく分からなくても、とりあえず状況がつかめる場所に行ったほうが早いと思って石川県庁に行ったんです」

能登半島地震の被災地に向かったのは、救助犬訓練士の森田康博さん。そして、「災害救助犬」のエルザ号です。森田さんとエルザ号は、地震発生からわずか3時間後に被災地に向かい、2日の朝5時に石川県に到着。輪島市の家屋の倒壊現場などで行方不明者の捜索にあたってきました。

森田救助犬訓練砦 森田康博 代表
「人間がもぐりこんでいってもやっと探せるかな。でも、いざ入ってもどこに埋もれているかわからない。犬を入れるしかない」

住宅の倒壊は、わずかな吐息から生存者を探し出すことができる救助犬でさえも厳しいものだったといいます。今回、エルザ号は、輪島市内5か所で46時間の捜索にあたり、1月6日、米子市に戻ってきました。

森田救助犬訓練砦 森田康博 代表
「いろんな犠牲を払って努力して現場に行っても成果が出ないことは多い。それだけの宿命がありますね。 だから震度6強の烈震だったら必ず行きます。だれが何と言おうと現場に行きます」

森田さんとエルザ号は今後も被災地での活動を続けるとしています。