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消火ボタンを押してもストーブの火が消えない事も… 見ただけでは劣化しているか判断できない暖房器具の灯油 来シーズンに持ち越しは絶対にNG

2024年3月26日 17:50
消火ボタンを押してもストーブの火が消えない事も… 見ただけでは劣化しているか判断できない暖房器具の灯油 来シーズンに持ち越しは絶対にNG

3月も残り一週間。いよいよ春本番を迎えようとしています。「冬じまい」に向けて灯油処理に注意が必要です。

暖かく過ごしやすい日が増えてきた山陰地方。そろそろこたつやストーブなど暖房器具を片付けようという人も多いのではないでしょうか。中でも、注意が必要なのが灯油の扱い方です。
街で、灯油について聞いてみるとー。

街の人
「捨てるわけにいかないから、保管したまんま翌年に使いまわし」

「なるべく使い切ろうと思ってます。古い灯油は使わないほうがいいって(聞く)」

実は注意が必要なのが、シーズン中に使い切ることがなかった灯油。ある重大事故につながる恐れがあると言います。

製品評価技術基盤機構(NITE) 山崎卓矢 製品安全広報推進官
「灯油の劣化が原因で発生した事故が、NITEに報告されております」

シーズン中に使い切ることができなかった灯油を持ち越して使ってしまうと、消火ボタンを押してもストーブの火が消えず、最悪の場合、火災につながってしまうといいます。

製品評価技術基盤機構(NITE) 山崎卓矢 製品安全広報推進官
「変色していなくても見た目が透明でも結露により水分が混入している場合もあります。夏を越した灯油は翌シーズンに絶対に使用しないでください」

目で見ただけでは劣化しているか判断できない灯油。できる限り来シーズンに持ち越さないよう回収を受け付けている専門店などで今のうちに片付けておくことが重要です。