入院中の子どもたちへプレゼント 患者に過ごしやすい空間づくりを 入院中の緊張感をやわらげるサポートに 島根県出雲市
クリスマスまであと、2週間ほど。島根県出雲市の島根大学医学部附属病院では地元ライオンズクラブが入院中のこどもたちへプレゼントを贈る、贈呈式が行われました。
出雲南ライオンズクラブでは毎年12月に、入院している子供たちにクリスマスプレゼントを贈っていて、今年で3回目。12月10日朝は、目録が贈呈されました。
出雲南ライオンズクラブ 渡部昭典 会長
「おもちゃであったり、手術(前)のときに投影して見られるような、そういう機器であったり、不安とか、そういうものが少しでも和らげばいいかな」
島根医大附属病院小児科の入院病棟では、現在30人弱が入院しています。冬は、治療や手術などで入院患者が増える傾向にあり、病院では患者の過ごしやすい空間づくりにも取り組んでいます。
入院中の高校生
「漫画がたくさんあったり、テレビとかとてもきれいな空間で、そこで本読んだりしたいなと」
外に出られない子供たちに楽しい時間を過ごしてもらおうと、子どもたちが遊ぶプレイルームのほか、手術前の処置や採血・検査のための部屋にも寄贈で集まったおもちゃなどが置かれ、入院中の緊張感を和らげるひと時となっているようです。
入院中の子供の母
「手術を控えてるんですけど、すごく表情も良くて緊張してなくて泣いたりしてなくて、すごくいいと思います。やっぱり気が詰まると思うので、ずっと病室にいるとありがたいです」
島根大学医学部附属病院小児科 竹谷健 医師
「コロナの後で制約のあるところから、制約が解けて子供が成長発達していくときに、いろんなものを寄付いただいて体験できることで、子供の成長がより良く進んでいることを実感できるかなと思います」
出雲南ライオンズクラブからの今年のプレゼントは12月20日ごろ、小児科病棟に届けられる予定です。