一部の医療機関に国から約45万円が交付されず… 国庫補助金で島根県が申請ミス 複数の職員による確認が徹底されず 交付されない補助金分は県が負担 島根県
島根県は1月10日、今年度の国庫補助金の申請でミスがあり、補助金の一部44万5000円について国から交付を受けられなかったと発表しました。
申請漏れがあったのは、感染症予防のため医療機関などが個室の整備や空気清浄機を購入するなどの費用を助成する島根県の補助事業です。費用の一部を国も負担することになっています。
島根県薬事衛生課によりますと、2024年5月、補助金を申請する事業所から事業計画書を受け取り、それを基に県が国に補助を申請しました。この時、県が提出した申請書類で一部の医療機関の事業計画書が漏れるミスがありました。漏れがあった医療機関は、国からの内示がなく、2024年11月に合計44万5000円分が交付されないことが分かったということです。
島根県は「提出書類を確認する項目で、複数の職員による確認が徹底できていなかった」として、再発防止に努めるとともに、国から交付されなかった44万5000円は県が負担することにしています。