アメリカのバイデン政権は10日、ウクライナに侵攻するロシアが石油の輸出で制裁逃れに使っている「影の船団」と呼ばれるタンカーなどを新たに制裁の対象としたと発表しました。

バイデン政権は10日、ロシアの石油取引を標的とした追加の制裁を発表しました。

ロシアの石油大手「ガスプロムネフチ」と「スルグトネフテガス」の2社に加え、ロシアが石油の輸出で制裁逃れに使っている「影の船団」と呼ばれるタンカーなど183隻を新たに制裁対象としました。ロシアの主要な収入源である石油の取引に打撃を与える狙いがあります。

ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、アメリカのバイデン大統領と電話会談し、制裁について謝意を示しました。