島根県出雲市に住む50代の女性がSNSを利用した投資詐欺で、2860万円をだまし取られる被害にを遭いました。

警察によりますと女性は2023年8月、携帯電話のSNSアプリ「インスタグラム」に医療機器会社のCEOをかたる「李」という人物から、メッセージが届きSNS「LINE」でやりとりをするようになったということです。

女性は、SNSでの言動や写真から「李」が投資で成功したお金持ちだと信じ込み、投資アプリをインストールし、指示にしたがって10万円を振り込みました。「李」は、「私の研究傾向を試してみてください」「暗号通貨は多くの時間を必要とせず毎日30分程度で利益が出ます」などと話し、投資を勧めていました。

実際に”利益“分の金額が女性のネットバンキングの口座に入金され、引き出すこともできたため、「李」を信用しその後も8月30日から9月14日にかけて、11回にわたり2860万円振りこみました。

9月14日に女性が利用した金融機関から「詐欺被害に遭っているのではないか」と警察に通報があり、被害が発覚。2024年7月3日に被害届が出されたということです。現金を振り込んだ口座は個人名義だったということです。

警察は振り込み先の口座が個人名義であったり、次々と口座が変わったりする場合は、詐欺を疑い警察に相談してほしいと注意を呼び掛けています。