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「めっちゃ新鮮です」 グランピング施設で伝統芸能・神楽の公演 電気自動車を活用し電気を供給

2023年11月6日 18:09
「めっちゃ新鮮です」 グランピング施設で伝統芸能・神楽の公演 電気自動車を活用し電気を供給

島根県の伝統芸能・神楽。11月4日、ある意外な施設で舞が披露され、自然と融合した会場は幻想的な雰囲気に包まれました。

日が沈みあたりが真っ暗な中、披露されたのは、迫力ある「大蛇」の舞。11月4日、島根県の伝統芸能・神楽の公演が行われたのは、三瓶山をのぞむ大田市のグランピング施設「GLANSCAPE」です。

インバウンド効果を狙い国内だけでなく海外からの観光客にも楽しんでもらえる新たなコンテンツとしてグランスケープが企画。会場にはこたつが設置されるなど外でも快適に楽しめる工夫がされていました。

GLANSCAPE 髙延陽介 マネージャー
「もっとたくさんのインバウンドをお招きしたいと思っています。今回宿泊いただいた方にモニターとしていろんな意見いただきながら、また来年に活かしていきたいと思います」

この日は実際に外国人観光客も招待され、間近で神楽の舞を楽しんでいました。

電気設備などの環境が整っていないグランピング施設での公演を可能にしたのは、ステージ脇に停められた4台の電気自動車、この電気自動車から照明や音響に必要な電気を供給します。

公演は約1時間に渡って行われ、大蛇が火をふく演出や一番の目玉、首を切り落とすシーンでは大きな拍手が起こっていました。

カナダからの観光客
「外で神楽が見られるのは、いいアイデア」

台湾からの観光客
「めっちゃ新鮮です。こういう素敵な場所で日本の伝統が見られるのは、また来てみたいです」

チリからの観光客
「本当良かったです。自然と神楽は本当にびっくりする日本の経験です」

グランスケープでは、今回集めた意見をもとに来シーズン以降、島根県大田市の新たなインバウンド事業として発展させることを目指しています。