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独自の方法で半年間ネタを新鮮な状態で保存 境港に回転ずしの新店舗 自慢の地元海鮮物を使用した鮮度抜群の寿司を提供 鳥取県境港市

2024年3月12日 17:59
独自の方法で半年間ネタを新鮮な状態で保存 境港に回転ずしの新店舗 自慢の地元海鮮物を使用した鮮度抜群の寿司を提供 鳥取県境港市

特殊な製法で長期間おいしく食べられる回転ずしの新店舗が、鳥取県境港市に3月13日オープンするのを前に、12日、メディア向けの内覧会が行われました。

脂がのった鮮度抜群の寿司。実は、ほかにはない特殊な製法で仕上げています。

山陰のお寿司ヒトトセ 堀本 泰紀 さん
「旬の時のおいしさがそのまま1年中味わえるということで、ほとんど味落ちせず、さらにうま味が増します」

3月13、14日に境港市の2か所に新しく店舗がオープンする回転ずし店「山陰のお寿司 ヒトトセ」。メニューは境港で水揚げされた魚介類のにぎりをはじめとし、約100種類と豊富。何より一番の特徴がー。

山陰のお寿司ヒトトセ 堀本 泰紀 さん
「魚を凍らない状態で鮮度を保持させた後、うま味が逃げないように熟成をさせています」

店独自の製法で-1.4℃の特殊な氷に、魚を半日つけこむこと。こうすることで魚介の旨味が増すといいます。その後、3枚に下ろし、冷凍庫へ。こちらも特殊な冷凍庫で、電磁波と冷風によって魚の細胞を壊すことなく急速凍結。この方法によって半年間ネタを新鮮な状態で保存することが可能になりました。そこにはある狙いがありました。

山陰のお寿司ヒトトセ 堀本 泰紀 さん
「繁忙期や長期で漁がなかったりとか、そういったことがあると思いますけど、うちは常に在庫を抱えられるようにしてありますので、安定的に品切れなく提供できると思います」

ノドグロやイワシ、白イカなど、境港市に訪れる観光客からも人気が高い寿司ネタ。こうしたネタを安定的に供給するとともに、長期間保存できることでフードロスの削減にもつなげていきたいとしています。

一方で、観光客もびっくりの新感覚なメニューも。瓶に詰め込まれたのは、いくらとサーモン、そして鳥取県西部で水揚げされた海藻・アカモクです。海の幸の美しいグラデーションを目で楽しんだ後は、ご飯の上にかけていただきます。粘りの強いアカモクとぷちぷちとしたいくらの食感が絶妙な一品です。

山陰のお寿司ヒトトセ 堀本 泰紀 さん
「やはり境港にきたら、まず境港の魚を食べていただくことが一番我々の喜びです。境港の魚がおいしかったよ、と言っていただけるように取り組んでまいります」

自慢の地元海産物を鮮度良く常に提供する工夫に挑戦する回転ずし「山陰のお寿司 ヒトトセ」。13日と14日に、境港市に2店舗がオープンします。