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「犯行は常習的かつ計画的で悪質」 虚偽の請求で8億円以上をだまし取った罪 経理担当として勤務していた男に懲役7年の実刑判決 鳥取県

2024年3月27日 19:28
「犯行は常習的かつ計画的で悪質」 虚偽の請求で8億円以上をだまし取った罪 経理担当として勤務していた男に懲役7年の実刑判決 鳥取県

勤務していた会社で虚偽の請求をし、8億円以上をだまし取ったとして詐欺の罪に問われている元経理担当の男の裁判で、鳥取地裁は懲役7年の実刑判決を言い渡しました。

詐欺の罪に問われているのは、鳥取県琴浦町の男(39)です。起訴状などによりますと、包装資材会社の事業所に経理担当として勤務していた男は、事業所長名義の預金口座の通帳や払い戻し請求書などを不正に使用し、174回にわたって合計8億750万円をだまし取ったとされています。

3月27日の裁判で鳥取地裁の秋山沙織裁判官は「6年2か月にわたり繰り返し払い戻しを受け、経理担当者としての信頼を逆手に取るなど犯行は常習的かつ計画的で悪質」などとして、懲役10年の求刑に対して懲役7年の実刑判決を言い渡しました。

男の弁護人は、本人と相談した上で控訴するかどうか判断するとしています。