ワンツーフィニッシュで世界から熱視線!「桜」の花びらに「鯉」の滝登り…パリ五輪 スケボー日本代表のユニホームに込めた思いとは
さらには、同じく初出場の15才、赤間凛音選手も銀メダルを獲得し、ワンツーフィニッシュを決めたスケボー日本代表チーム。
そんな日本チームが着用するユニホームには、デザイナーの強い思いが込められていました。
■競技もファッションも見所のアーバンスポーツ
東京2020大会から採用され、日本人選手のメダルラッシュで盛り上がった「スケートボード」競技。パリ大会でも早速、吉沢恋選手が金メダル、赤間凛音選手が銀メダルを獲得するなど、その実力を世界に見せつけています。
スケートボードや自転車のBMX、さらにパリ大会から採用された新競技・ブレイキン(ブレイクダンス)などの「アーバンスポーツ」の分野では、競技内容もさることながら、ファッション性の高いユニホームにも注目が集まります。
パリ2024大会でスケートボード日本代表が着用するユニホーム。ひときわ目を引くのは、胸元の“ワッペン”です。
サッカー日本代表のユニホームに、神話に登場する鳥「八咫烏(やたがらす)」のワッペンが使われているのは有名ですが、スケートボードのユニホームに採用されたモチーフは「桜と鯉」。
一体どんな意味があるのか、ユニホーム供給元のナイキジャパンに聞いてみました。
■ワッペンのデザインに込められた 日本スケートボードシーンへのリスペクト
「ワッペンには、日本の象徴的な花である桜に加え、山の両脇で水の流れに逆流する2匹の鯉が描かれていて、スケートボーダーとは切り離せないハングリー精神を表しています」(ナイキジャパン)
日本らしい桜と鯉のモチーフですが、デザインしたのは、アメリカのプロスケートボーダー、アレクシス・サブローン選手。サブローン選手は東京大会に出場し、女子ストリート決勝で4位の成績を残しました。
また、ワッペンの下部に散りばめられた桜の花びらにも、日本選手たちが世界中で活躍していることへのリスペクトが込められているといいます。
「日本のスケートボード界の根幹を支え、世界的な注目を集める、活気に満ちたアンダーグラウンドシーンを表現しています。繁栄を続け、影響力のある日本のスケートシーンの強さとしなやかさ、成長を讃えるデザインです」(ナイキジャパン)
日本らしさを身にまとったスケートボード日本代表選手たちのパリでの挑戦に、世界中から熱い視線が集まっているようです。