去年十和田湖畔の国道で車が倒木に衝突し男性が亡くなった事故を巡り、県に謝罪を求めている遺族が県議会に嘆願書を提出しました。

きょう県議会を訪れたのは事故で亡くなった80歳の男性の遺族です。議会事務局に嘆願書と署名を提出しました。男性は去年5月、十和田湖畔の国道103号を車で走っていたところ倒木に衝突し亡くなりました。倒れていた木は事故の2日前の点検で樹木医から「根腐れ」や「空洞化」の判定を受け「伐採が望ましい」とされていました。遺族は道路を管理する県が安全確保の措置をしなかったと主張していて、嘆願書では県が管理責任を認めて謝罪することや県議会でも議論をすることを願っています。また県の謝罪を求める署名活動で集まった県内外の2,150人の署名も提出しました。

★亡くなった男性の長女
「署名していただいた皆さんの声を届けられたことと、絶対こういう事故が起きてはダメだよという声を届けたいと思っていますし今回一歩進んだかなと」

★亡くなった男性の次女
「納得できない対応をされてしまったことがとても悔しくて、父が苦しんで亡くなったのにこういう対応をするんだと思ったのでこんな青森県ではいけない　県の職員に改めてほしいところもあるので提出した」

遺族はことし1月警察に告訴状を提出。3月には損害賠償を求め青森県を提訴しています。