去年の青森ねぶたに使用された和紙が市内3つの小中学校に贈呈されました。
卒業式で渡すある物に活用されます。

★廣瀬 絢南アナウンサー
「捨てられてしまうはずだったねぶたの和紙がなんとこの卒業証書に生まれ変わるのです」

贈呈式には第7代ねぶた名人竹浪比呂央さんたち3名のねぶた師が出席し、西中学校・南中学校沖館小学校の校長先生にねぶたの和紙を再利用した卒業証書用紙を手渡しました。
使われているのはねぶたの紙貼り作業の際に出る切れ端です。
本来であれば廃棄してしまうこの紙を再利用できないかと竹浪さんたちが企画しました。

★竹浪比呂央さん
「なにかねぶたの思い我々の熱い思いが入ったものをこれからの青森の文化を発信してくださるであろう皆さんの記念になるものとして残してもらえたら素晴らしいねということで」
「これで郷土愛といいますか青森をずっと心において羽ばたいてほしいなと思っています」

来月に卒業式を控える3年生は…。

★西中学校の3年生
「本当に貴重な機会なのでうれしいです」
「SDGsの活動の一環に携われるということが大変喜ばしいなと感じています」

ねぶた師の思いが詰まった青森ならではの特別な卒業証書。
西中学校、南中学校は3月13日、沖館小学校は3月19日の卒業式に合わせ証書が完成する予定です。