青森県内に居住する60歳代の女性が還付金をかたる詐欺で35万円をだまし取られました。
青森警察署によりますと、今月15日午後3時頃、女性の携帯電話に「＋」から始まる電話番号からの着信があり、日本年金機構の「イシダ」を名乗る男から

・保険料の過払い金があるので返還します。
・土曜日で銀行窓口が営業していないので、ATMで手続きを行います。
・銀行の担当者から連絡させます。

などと言われました。

イシダとの電話を終えると、「＋」から始まる電話番号からの着信があり、金融機関の「イシダ」を名乗る男から

・電話を繋げたままATMに向かってください。

と言われ、女性は近所のATMに向かい、指示を受けながらATMを操作しました。
還付金の受取は、数日後とのことであったため、その日は自宅に戻り、還付金受取を待っていたところ、新聞に同様の手口で詐欺被害にあった人の記事を見付け、不審に思い、通帳を確認したところ、他人名義の口座に現金35万8,650円が振り込まれていることが分かり、詐欺被害に気付いたということです。

警察は「還付金」＋「携帯電話」＋「ATM」を言われた場合は詐欺だとして注意を呼びかけています。