南部町にある屋内スケート場のふくちアイスアリーナが設備故障のため今シーズン休館し来年度以降の再開が未定になっています。

南部町によりますとふくちアイスアリーナは4月末にリンクを冷やす冷凍機2台のうち1台が故障しました。修理が難しく今シーズン中には完了しないということです。

★南部町商工観光課　川村一城課長
「改修期間や費用を考慮した結果　今シーズンの営業に間に合わないため利用者や関係機関の皆様に大変ご迷惑をおかけしますがやむをえず今シーズンの休館を決定しました」

1993年に開業したふくちアイスアリーナはアイスホッケーの大会会場やフィギュアスケートの練習拠点などに使われ、年間の来場者は4万人に上ります。特にジュニア選手の育成には欠かせないリンクとして親しまれ各競技団体は休館は大きな痛手だと話します。

★県アイスホッケー連盟　橋本昭一会長
「致命的な問題だと思っています　あそこがなくなるということは本当に大会が開けないというだけではなく、大会を開くためには選手強化もしなければならないものですから　その練習のためにもぜひ早く直して使わせていただきたい」

南部町は来シーズンの再開は未定で「今後対応を協議していく」としています。アイスアリーナを巡っては八戸市の「フラット八戸」でもリンクに高低差が生じている問題で市長が早期改修を運営会社などに要求しています。改修工事が行われると氷上スポーツができる会場が不足することが懸念されます。