【速報】国内初 むつ中間貯蔵施設が操業 事業者や県・むつ市のコメント「搬出までのカウントダウンは始まっている」
リサイクル燃料貯蔵は6日、むつ市の中間貯蔵施設について原子力規制委員会から使用前確認証を受けとり、事業開始となったと発表しました。
以下、高橋泰成社長のコメント全文です。
『弊社は本日、原子力規制委員会から使用前確認証を受領し、「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」に基づく事業開始となりました。
青森県およびむつ市をはじめとする地域の皆様には、むつ市にご誘致をいただいて以降、これまで弊社事業に多大なるご理解やご指導・ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社は引き続き、安全最優先で事業に取り組むとともに、事業の透明性を高め、地域に根ざした事業運営に努めてまいります。
また、原子燃料サイクルの一翼を担う企業として、「リサイクル燃料」である使用済燃料を安全に貯蔵することを通じて、輝く未来の豊かな暮らしに貢献いたします。』
立地・むつ市の山本知也市長のコメント
先人たちの想いを繋ぎ、二十有余年にわたり取り組んできた「むつ中間貯蔵施設」が、事業開始に至ったことは、むつ市政にとっても大変意義深いものと受け止めています。
当市としては、本事業の推進にあたり、安全対策の徹底を大前提に、市民の皆様のご理解とご協力が不可欠であると認識しています。
事業者の皆様には、今後も地域の信頼を得て、引き続き安全確保を最優先に進めていただき、市政発展にともに取り組んでいただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
宮下知事のコメント
「リサイクル燃料備蓄センターについては、平成16年の本県への立地協力要請以降、20年来の取組が結実し、本日の事業開始に至ったものであり、一つの節目を迎えたものと受け止めている。
一方、使用済燃料の貯蔵期間は受入れから50年間とされており、搬出までのカウントダウンは始まっている。
事業者においては期間内の搬出を念頭に、引き続き安全確保を第一に事業に取り組むよう改めて要請する。
なお、明日、むつ市長とリサイクル燃料備蓄センターの視察を行い、直接施設の状況について確認する予定となっている」