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海外でも注目!色彩豊かな青森発のガラス工芸品は食器以外にも展開!?

2025年3月14日 20:11
海外でも注目!色彩豊かな青森発のガラス工芸品は食器以外にも展開!?

特集は青森で生まれたガラス工芸品「津軽びいどろ」です。
職人が生み出す輝きは東京、そしてニューヨークへ。
さらにはそのデザインを生かした商品も登場するなど広がりを見せています。

★青森放送 長澤瑠璃子記者
「こちらのブルーや紫の美しい色彩のタンブラー、実はこのお店でしか買えない津軽びいどろなんです」

東京駅の向かい側にある大型複合施設東京ミッドタウン八重洲。
去年の1年間で1900万人が訪れたこの施設に、おととし「津軽びいどろ」初の直営店ができました。
店長を務める青森市出身の井筒さんは、新商品の展開が首都圏での成功の鍵を握るとみています。

★津軽びいどろ東京ミッドタウン八重洲店 井筒栄吉店長
「まずは津軽びいどろを知っていただくという最初の目標は達成できたのかなと思います」
「やはり年数を重ねていくと当然飽きてきてしまう お客様もまた同じものがあるんだという風になってしまうので、新商品の展開というのは積極的にやっています」

八重洲店限定のタンブラーはオープン当初は八重洲グリーンと桜色の2色展開でしたが季節ごとに新作が加わり、今は5色が販売されています。

★お客さん
「きれいですよね」
「ちょっとずつちょっとずつ集めてるんで」

新商品はガラス工芸だけではありません。

★青森放送 長澤瑠璃子記者
「お店の人気商品の一つ こちらのねぶたを表現したグラス、これを表現したネイルシールが今人気なんです」

「津軽びいどろ」のネイルシールは、昨年の夏「青森ねぶた祭」を8色で表現した「NEBUTA」と、淡い桜色などでデザインした「さくらさくら」の2種類が発売されました。

★アデリア デザイナー 丸山純平さん
「ガラス以外の素材で何か商品化できないかというのを挑戦の意味も込めまして探っているという段階で、ネイルシールはガラスに近い透明性のシートということもあり、やりやすいのではと開発しました」

★アデリア デザイナー 丸山純平さん
「実際のガラス食器と近い色調と透き加減、透明なものと不透明な色のものを印刷で表現したというのがこだわったポイントです」

新商品を次々に展開する津軽びいどろは、今年1月神奈川県横浜市にも期間限定のお店をオープンさせました。

★津軽びいどろ東京ミッドタウン八重洲店 井筒栄吉店長
「横浜に関しては8月までという一応期間限定にはなるんですけども、その先も横浜に限らず津軽びいどろを広めていくためにはどこがいいのかというのを冷静に分析をしながらになりますが、やはり多くの方に(津軽びいどろを)知っていただきたい」

そして、この勢いは海外にも。
こちらは水風船をイメージさせる一輪挿しの花器。

モダンアートの聖地ともいわれるアメリカのニューヨーク近代美術館のバイヤーの目に留まり、おととしの秋からミュージアムショップなど3店舗で販売され今も注文が続いています。

★津軽びいどろ東京ミッドタウン八重洲店井筒 栄吉店長
「八重洲も横浜も海外のお客様が非常に多いです 特に八重洲に関してはオープンの時よりも免税という形で外国人のお客様が倍ぐらいにはなってきていますので」
「海外に向けてというところはもっともっとやっていきたいなと思っています」

来年度は地元の酒蔵などと一緒に、首都圏でのイベントを今以上に展開させていきたいと意気込む井筒店長。
青森が生んだハンドメイドガラス「津軽びいどろ」の輝きはさまざまな形でこれからも多くの人を魅了していきます。

最終更新日:2025年3月14日 20:11
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