「油の臭いがする…」小学校の地下で重油1,000リットル流出 地下水と混ざり下水道管へ
八戸市の八戸小学校で地下タンクからボイラー室までを結ぶ配管からA重油約1,000リットルが流出していたことが明らかになりました。
市の教育総務課によりますと今月12日の午前10時ごろ、小学校から教育総務課に「油の臭いがする」と連絡が入りました。
午後7時20分ごろA重油地下タンクと校舎南棟ボイラー室の間に位置する集水ますの中に大量の油があることを確認したため、下水道施設課にオイル吸着マットの提供を依頼し、その後午後7時50分ごろ教育総務課から消防・警察に通報しました。
午後8時10分ごろにはA重油地下タンクから校舎南棟ボイラー室までを結ぶ地下配管からA重油が漏れて、地下水と混ざり集水ますへ流入していることが確認されました。
翌日午前8時ごろ、下水道施設課職員が公共ます内で油が流出した形跡を確認し、集水ますから公共ますを通じて下水道管に油が流出したと判明しました。
消防立ち会いの下、業者による地下タンクからのA重油の抜き取りを行い、八戸小学校南棟では移動式の灯油ストーブを使用したということです。
流出したA重油はボイラーの平均使用燃費から算出した残量と実際の残量との乖離による推計でおよそ1,000リットルということです。
市は今後小学校敷地内の集水ます、汚水ます、配水管の清掃を行い、当面八戸小学校南側校舎の暖房は、移動式の灯油ストーブとエアコンで代用するとしています。
また八戸小学校南側校舎の暖房システムの見直しと、市内小中学校における燃料タンク残量点検などを強化し、再発防止の徹底を図るとしています。